オートサイズチェンジ機能搭載の
オートケーサーロボットが段ボールの製函から箱詰めまで自動化
オートサイズチェンジ機能搭載の
オートケーサーロボットが段ボールの製函から箱詰めまで自動化
製品を工場から出荷するには、何らかの箱に入れなければなりません。その箱の一つとして段ボールがありますが、段ボールへの箱詰め作業は次にような流れで行います。
このように段ボールへの箱詰め作業は非常に手間のかかる作業で、人(作業員)を配置すると多くの人件費がかかります。
そこで有効なのが無人で箱詰め作業が可能な「オートケーサー」です。その中でも、ロボット搭載で自動サイズチェンジが可能な「ロボ・ケーサー」をご紹介します。
ロボ・ケーサーは単に便利で省力化できるだけでなく、工場の経営を助けるさまざまな機能が大きく3つあります。
これまで、箱詰め作業の各工程に対応する単体の自動機はありました。しかし、多関節ロボットを活用したロボ・ケーサーなら、箱詰め作業全体の完全自動化が可能です。
まず、1台目の多関節ロボットが段ボールの切り出しと製函を行います。この時、多関節ロボットの吸着アタッチメントを使用するため、人が段ボールをセットすれば自動で製函可能です。
つづいて、2台目の多関節ロボットが、製品挿入前に段ボールの上フラップを外型にクセ付けし、挿入しやすいようにします。その後、集積された複数の製品をまとめて吸着して挿入します。
(任意の供給方向・供給段数に対応可)
最後に封函機が自動で封函し、ロボ・ケーサーから搬出されます。
ロボ・ケーサーは多品種に対応可能です。段ボールのサイズを事前に登録しておけば、タッチパネルから対象品種を選んで原点復帰ボタンを押すだけで、製函位置のガイドが段ボールの幅に合わせて自動的に位置合わせを行います(オートサイズチェンジ)。そのため、手間のかかる段取り替えがとてもスムーズに行えて生産効率がアップします。
品種切替画面は100品種まで登録できるため、多品種少量生産にも対応しています。
人が行うのは製函前の段ボールを所定の位置に、所定の向きでセットするだけです。品種登録時に対象段ボールのサイズを入力しておけば、以降は品種切替で選択するだけで済みます。
そのため、品種を決めて起動ボタンを押せば、あとはロボ・ケーサーが自動で箱詰め作業を行ってくれます。封函後の搬出も自動で行ってくれるため、人が介在する必要がありません。
見やすく、直感的で分かりやすいUIのため、画面を見ながら数回操作するだけで、操作方法を覚えられます。外国人の方や派遣社員の方など、比較的不慣れな方も簡単に操作できるため、オペレーター教育にかかる時間を短縮できます。
医薬品 化粧品 食品 機械部品 雑貨など小箱に入った製品は幅広く対応できます
製品供給ラインと段ボール供給ライン(段ボールマガジン)を増設すれば、2品種の製函ラインを1台のロボ・ケーサーで構築可能です。
もちろん、サイズの異なる段ボールへの箱詰めにも対応できますので、 間違いが起こりやすい2品種の製品挿入も、多関節ロボットをフレキシブルに活用するロボ・ケーサーが確実に製品を挿入します。
また、2品種対応のために、ロボ・ケーサーを2台導入する必要がないことも、大きなメリットです。
ロボ・ケーサーを他の機器と連動させると、箱詰めから出荷まで一連の工程の自動化が実現できます。
封函機の直後にコンベアをつなげ、その先にパレタイザーを配置すれば、自動でのパレタイジングが可能になります。
工場のレイアウトによりパレタイザの後にパレット搬送用コンベアを設置できない場合に、AGVを活用することで、工場内の横持ちも可能です。
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