WMS(倉庫管理システム)導入による
物流業務自動化事例

WMSの導入環境、必要なデバイスの紹介

WMSを導入した企業は、日本のおもちゃやホビー製品を世界中のお客様や小売業者に販売しています。取り扱い品目の数は約37万件です。
出荷量は一日当たり約2,000件で内訳は、小売り(顧客向け)が約1,200件、業販(得意先)が約800件あります。
WMSはAWS上にサーバーを設置しています。また、ピッキング端末として、バーコードスキャナ付きiPod touchを55台導入しました。

WMSを活用した具体的な作業内容

WMSを利用してどのように入荷やピッキングなどの作業を行っているのか解説します。

入荷

トラックで運ばれてきた段ボールをパレットに積み込み、倉庫に運びます。
その後、入荷した商品をバーコードスキャナ付きiPod touchで読み取り、WMSで管理します。

入荷

一時保管

入荷で検品した商品は倉庫内のパレットや棚などに一時保管されます。

一時保管

ピッキング

WMSからiPod touchにピッキング情報を伝達します。iPod touchの画面上には、日時、オーダー件数、ピッキングエリア、ピッキングアイテム数などが表示され、作業者が確認します。
作業者はWMSから通知された情報をもとに、ピッキング作業を実施します。どの程度の作業が残っているのかが分かるように、作業残件数も表示されます。

ピッキング

ピッキングするときに商品を間違えないように、商品の画像を画面に表示する機能があります。外観を確認できるので、確実にピッキングできます。ピッキング時には、商品の棚とバーコードを読み取り在庫管理をします。
ピッキングが終了すると出荷明細書を出力します。明細書とともに出荷ボックスを梱包エリアへ送付します。

ピッキング

梱包、出荷

作業者はWMSで出荷処理を行い、仕向先毎に梱包し出荷します。

梱包、出荷

LogiGAIA Nextの特徴

今回導入したWMS「LogiGAIA Next」の特徴、メリットを紹介します。

リアルタイム在庫管理

良品、不良品、検査中など在庫状態をシステムの画面でリアルタイムに確認することができます。また、お客様の条件に合わせて在庫状態を変更することも可能です。

手間とコスト削減

WMSと連携することができるハンディターミナルや音声端末などを用意しています。誰でも分かりやすい指示で作業をサポートします。
荷物に最適な梱包サイズを自動的に計算してくれるので、慣れていない方でもスムーズに作業を進めることが可能です。

ヒューマンエラー防止

ハンディターミナルや音声端末から作業指示が来るので、手順が分かりやすくミスを減らすことができます。バーコードやRFIDタグの読み取りに対応しているので入力ミスや漏れを防止できます。

フレキシブルな運用条件変更

商品が不足した場合に、そのまま出荷するか、全てがそろってから出荷するかなど、フレキシブルに条件変更できます。

荷主ごとの条件設定

ブランドや荷主、事業ごとに運用条件を複数設定し管理することができます。

山善では流通業、製造業の物品管理業務を効率よくするためにWMSをご紹介できます。気になった方はお気軽にご連絡ください。