全周検査装置「YZ-ROUND-SCAN」
全周検査を
1ショットで完結
インラインでの
検査が可能
カメラ台数を削減し
低コスト・省スペース
化粧品や食品、医薬品は直接人の肌に触れたり、体内に入るものです。
このような製品は一切の不良品が許されません。万が一不良品による被害が発生してしまうと、経営の根幹を揺るがしかねない大問題に発展します。
しかし、それほど大切な検査であるにもかかわらず、自動化されていない全周検査工程があるのも事実です。これは労働力不足が深刻な製造現場において、非常に重要な問題です。
そこで有効なのが検査工程を自動化できる全周検査装置です。
製品の全周検査を目視で行うと、検査員に大きな負荷がかかります。正確性はもちろんのこと、コンベア上を流れる製品ならスピードも求められるます。そのため、長時間にわたって集中力を必要とします。
その上、検査員のスキルやその日の状態によって検査精度にばらつきが発生してしまいます。
全周検査装置を導入すれば、検査員の属人的なスキルに頼る必要がなくなります。そのため、スピーディーで精度の高い全数検査を行えます。
また、検査員に他のより重要な仕事を任せられるため、労働力不足が叫ばれる現場においてメリットがあります。
ラベルの有無、貼り間違い(異種ラベル)、めくれ、印字不良などを確認するラベル検査が可能です。
製品そのものに異常がなくても、ラベルの不備があると不良品となってしまいます。
製品を入れるボトルは、成形や洗浄など各工程後に全数検査が必要です。
製品を充填するより前の工程で確認しておく必要があります。後で不備が見つかると製品ごと廃棄となる可能性があるためです。
容器だけでなく、円筒状の製品の全周検査にも対応できます。小さな傷、欠け、割れ、変形など目視検査では気づきにくい不備も検出できます。
バイアル瓶は製造時(搬送時)の振動により、ゴム栓が浮くことがあります。
全周検査装置ならゴム栓浮き検査にも対応可能です。
バイアル瓶などに使用されるアルミキャップは、自動巻締機によって締められます。
アルミキャップが最後まで締まっていることを確認する用途にも全周検査装置を活用できます。
■省スペース
搭載されているカメラは1台なので、省スペース性に優れます。
■低コスト
カメラ1台で4側面を検査できるため、低コストで導入できます。
■インライン
既存ラインに後付け可能で、タクトタイムへの影響を最小限に抑えます。
全周検査装置「YZ-ROUND-SCAN」は、お客様のご要望に合わせてさまざまな製品を対象とした全周検査を自動化できます。
口紅やマスカラなどの化粧品から飲料用ペットボトルやヨーグルト・プリンなど流動性のある食品に対応できます。また、バイアル瓶などに充填された医薬品にも対応可能です。
全周検査に関わらず、検査工程そのものは直接的な付加価値を生まない工程です。全周検査装置の導入は費用対効果を算出しづらいという側面がありますが、不良品流出による健康被害や信用失墜のリスクを考慮するとその効果は大きいです。
一方、従来の全周検査装置では複数のカメラが必要な場合や、製品が乗ったステージを回転させる場合があります。前者の場合は必要なカメラの台数が多いことでイニシャルコストが高くなり、設置スペースも広くなります。また、後者の場合は回転部があることで構造が複雑になり、イニシャルコスト・メンテナンスコストともに高くなる傾向にあります。
「YZ-ROUND-SCAN」はこれらの課題を解決した全周検査装置です。そのため、これまで自動化を検討してこなかったお客様にもおすすめできます。また、費用対効果などを理由に導入を見送った経緯のあるお客様にも適しています。
検査装置導入前に、実際に生産している製品でのワークテストが可能です。複数の製品でお試しください。
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