省エネルギー診断とは、省エネの専門家が企業(工場や事務所など)を訪問して現場を確認したうえで、無駄に消費されているエネルギーや省エネアイテムを見つける診断です。診断後には、省エネ対策やコスト削減につながる取り組み、それに設備改善などを一緒に検討してくれます。
取り組みはすぐに実行できることから、設備改善が必要なことまでさまざま。特に設備改善には金銭的なコストがかかるため、利用できる補助金についてもアドバイスをもらえます。そのうえで、最も効果の大きい省エネ対策やコスト削減に一緒に取り組んでくれるのです。
エネルギー診断は、生産設備やコンプレッサなどの工場設備はもちろん、空調機器や照明設備など事務所で使うものまで幅広く対応しています。省エネ化を進めたいけどやり方が分からない、やっているけど成果がでないという事業者様は、一度省エネルギー診断を受けてみても良いかもしれません。
空調設備
照明設備
ボイラ・給湯器
コンプレッサー
受変電設備
デマンド
冷凍冷蔵設備
生産設備
給排水・排水処理
工業炉
省エネを図りたいけど、やるべきことが分からないという事業者様もいるでしょう。
省エネルギー診断では省エネの専門家が実際に現場を歩いて現状を確認します。専門家が一目見るだけで、効率の低そうな古い空調機や消費電力の多い白熱灯や水銀灯など、すぐにいくつかの改善アイテムが見つかることもあります。
省エネ対策をどのように進めたいか、どのようなメリットを享受したいかなど、事業者様が省エネに求めるご要望もお聞きします。
省エネアイテムが分かっても、その設備がどの程度電力を消費しているかは、なかなかわからないでしょう。そこで電流計を一時的に設置し、電流値を測定することで対象設備の電力使用量を把握します。
そして、計測値を収集・分析して改善効果の大きそうな装置を洗い出します。計測値をグラフ化することで、定量的だけでなく視覚的にも現状を理解しやすくなります。
このようにすることで電力使用量の現実を知り、改善策の検討へとつないでいきます。
改善する設備が決まり、その設備の電力使用量が分かっても実際に何をどのくらいやれば良いのかまだ分かりません。そこで省エネの専門家が他業種や他工場での改善実績・知識を活用してアドバイスしてくれます。
例えば、空調機なら新しくて高効率のものに交換、白熱灯や水銀灯ならLEDに交換など対策を提示してくれるのです。そして、その対策によりどの程度の省エネ効果(コスト削減効果)があるのか、同時に試算してくれます。
STEP 1
STEP 2
STEP 3
STEP 4
STEP 5
STEP 6
STEP 7
工場のCO2排出量を把握することは近年重要になっており、政府からの情報提示の依頼がある場合もあります。また、企業ブランドの向上につながるほか、ESG投資の対象として選ばれる場合もあります。
工場の電力見える化システムでは、設備単位でCO2排出量を把握できます。CO2排出量を把握することで、設備ごとの省エネ対策を打つことができるとともに、企業が温室効果ガスの排出量を調べて、自社製品に表示しなければならない「カーボンフットプリント」にも対応することができます。
原材料調達、生産、流通、管理、廃棄・リサイクルなど各プロセスの環境に対する影響を定量的に把握し、企業として適切な対応を行なっていくことが求められています。
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