溶接ビード加工ロボットシステム|
「ケズルーノ」

溶接ビード加工ロボットシステム「ケズルーノ」の概要

「ケズルーノ」は、汎用性が高く、コンパクト・高機能な溶接ビード加工ロボットシステムです。

川崎重工業株式会社製ケーブルホース内蔵型ロボット<BX200L型>を活用し、設置スペース、切紛によるケーブル断線防止を実現しました。さらに、主軸回転数は最高15000RPMで、高速加工が可能です。
従来NC工作機械や専用機、手作業にて行っていたフェイス面加工を、ロボットに搭載可能なスピンドルユニットを開発し、溶接ビードの荒削りを可能とします。

ケズルーノ標準仕様

Kawasaki製ROBOT BX200L

  • アーム形式:垂直多関節
  • 動作自由度:6軸
  • 最大可般質量:200kg
  • 最大リーチ:2,597mm

オリジナルスピンドルユニット(MEC-BT30)

  • 定格回転数:8000RPM
  • 最高回転数:15000RPM
  • 定格出力:4.5kW
  • 電圧:200V

溶接ビード加工ロボットシステム「ケズルーノ」が解決できる課題

省スペース化

ケーブルホース内蔵型ロボットを採用することで、非常にコンパクトになりました。これまでスペースの問題でNC加工機械や専用機を導入できなかった現場にも、ケズルーノであれば対応できるかもしれません。

汎用性

6軸アームにより曲面加工にも対応しています。これにより加工できる形状の幅が広がり、汎用性が向上しました。これまで工作機械での加工が困難であった場面でも使用できます。

安全性

溶接ビート加工は、煤塵が発生します。煤塵は人体に影響を及ぼす可能性があるため、ロボット加工に変更することで、作業者を煤塵から守ることができます。

コスト

これまで手作業で行っていた作業を自動化することで、人件費を削減しコスト削減を実現します。高い汎用性を持っているためケズルーノ1台で様々な形状に対応できます。新たな設備投資を減らすことでコストを削減できます。

溶接ビード加工ロボットシステム「ケズルーノ」の特徴

高い汎用性

ケーブルホース内蔵型ロボットの採用で省スペース、切粉によるケーブル断線防止を実現しました。設置できる場所の選択肢が広がり、他の機械ではスペースや安全性の問題で自動化できなかった現場にも対応できます。
これまで加工が困難だった曲面にも使用でき、NC加工機や専用機では加工できなかったワークにまで使用可能です。

タッチセンサー

タッチセンサーにより、加工面の高さを自動検出します。これにより、曲面でもスムーズな加工が実現しました。

タッチセンサー

スピンドルユニット

NC工作機械等で使用されるエンドミル・フライスカッターの高速スピンドルユニットを搭載しています。主軸の最高回転数が15000RPMで、高速加工が可能です。

スピンドルユニット

操作性

ケズルーノ専用操作盤で切削条件等を簡単に入力することができます。オプションのタッチパネルコントローラーを使えば、更に快適に操作することができます。
ツールの交換もボタン一つで対応でき、難しい操作は必要ありません。

操作性

作業時間短縮・コスト削減

高速かつ正確に溶接ビートを加工できるため、作業時間の短縮につながります。
さらに、オプションとして多彩なオートツールチェンジャーもラインナップされており、多種多様なニーズに対応できます。 自動化によって生産性が向上し、コスト削減も実現できます。