マルチ・コンテナミキサーコンタミ対策と
粉体混合の作業効率化を実現

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コンテナミキサーとは

食品や医薬品の製造工程では、粉状の材料をステンレス製のコンテナに入れて混ぜる作業があります。この際、撹拌機をコンテナ内に挿入して混ぜるのではなく、コンテナ自体を回転させて混ぜるのが「コンテナミキサー」です。

一見すると大掛かりな設備に思えるコンテナミキサーですが、実は多くの利点を持っています。

メリット1

   簡単にコンテナの着脱が可能

簡単にコンテナの着脱が可能

コンテナの着脱は手作業で簡単に行えます。さらに、前工程とコンテナミキサーをコンベアで接続することで、工程間の搬送を自動化することが可能です。搬送は生産性の低い作業に該当するため、この部分を自動化することで、人員をより付加価値の高い作業に割り当てることができ、ライン全体の生産性向上に大きく貢献します。

メリット2

    コンタミ対策もバッチリ

コンタミ対策もバッチリ

コンテナを回転させる際、天地が逆転することになりますが、コンテナが密閉構造になっているため、この動作にも対応可能です。これにより、外部からのコンタミネーション(異物混入)を防ぐ効果があります。

さらに、コンテナは混合用途だけでなく、一時保管用としても利用できます。保管のために別の容器へ移し替える必要がないため、コンタミ防止に加え、生産効率の向上やコンテナの購入・維持コストの削減にも寄与します。

メリット3

    複数コンテナで稼働率向上

複数コンテナで稼働率向上

複数のコンテナを用意することで、粉体を品種ごとに分けて運用することが可能です。この運用方法により、セット替え(粉体の切り替え)にかかる時間を短縮できるほか、材料の投入ミスを防止する効果も得られます。

さらに、粉体の混合だけでなく、投入・計量・洗浄といった工程も必要になります。同じ品種に対して複数のコンテナを用意することで、これらの工程を並行して進めることができ、稼働ロスを抑えた効率的な運用が実現します。

高速解砕チョッパー(オプション)

高速解砕チョッパー(オプション)

オプションの高速解砕チョッパーを使用することで、凝集した粉体の塊を砕きながら混ぜることが可能です。

粉体の塊が残ったままでは均一に混ざらず、製品の品質低下や歩留まりの悪化につながる恐れがあります。そのため、塊を確実に砕いておくことが品質管理において非常に重要です。

加工条件の設定

加工条件の設定

操作画面では、品種ごとにミキシングやチョッパーの回転時間や速度を設定することが可能です。また、経過時間が表示されるため、作業の進捗状況をリアルタイムで確認できます。

さらに、投入時間なども設定できるため、工程のタクトタイムに合わせた柔軟な調整が可能です。これにより、効率的で精密な運用を実現します。

製品ラインナップ

片軸タイプ

コンテナ容量:300L 500L 700L 1000L

片軸タイプ

両軸タイプ

コンテナ容量:1000L超

両軸タイプ

コンベアやAGVとの組み合わせで作業を完全自動化

前工程とコンテナミキサーをコンベアで繋げることで、コンテナの自動搬送が可能になります。ただし、レイアウトの制約でコンベアの設置が難しい場合もあります。そのような場面で有効なのがAGV(自動搬送車)です。

AGVに専用のアタッチメントを取り付けることで、コンベアを使用できない場所でもコンテナの自動搬送が可能になります。

さらに、貯槽や計量の自動化を組み合わせることで、より効率的な生産体制の構築が実現します。

コンベアやAGVとの組み合わせで作業を完全自動化

よくある質問

Qコンテナにはどれくらい投入できますか?開閉ボタン
A原料の物性、組成などにより変わりますが、一般的に混合可能な充填率は30~70%ほどです。ただし、推奨は40%~60%です。
Q混合時間はどれくらいですか?開閉ボタン
A概ね5分~15分くらいですが、テストによる検証が必要です。
Q回転軸が偏芯している理由は?開閉ボタン
A回転軸を偏芯させると、回転時に原料が対角方向に流動し、横方向に原料が動くことで混合が促進されます。
Qチョッパーで原料の粉砕はできますか?開閉ボタン
Aチョッパーは凝集した塊をほぐす効果がありますが、粉砕目的では不適です。
Qテストはできますか?開閉ボタン
A小型のテスト機を準備しています。
Q回転数はどれ位ですか?開閉ボタン
A通常7~8回転です。
Qコンテナ容量は何Lまで対応できますか?開閉ボタン
A2400Lまで実績がございます。

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