協働ロボットを使った
はんだ付け工程の自動化事例

はんだ付け工程自動化の概要

協働ロボットを活用して、基板のセル生産を自動化した事例を紹介します。
はんだ付けシステムFA-1000と協働ロボットを連携しました。ロボットハンドの先端にはんだごてとはんだを備えて指定の箇所にはんだ付けします。点はんだや引きはんだも可能です。

協働ロボットで自動化する際のポイント

基板のはんだを自動化するためには、協働ロボットを高精度に動作させる必要があります。少しでもはんだ付けする位置がずれてしまうと不具合の原因になります。
山善が提供するテックマンロボットは、TMランドマークをカメラで読み取って位置補正をします。はんだ付けする基板のすぐ横にランドマークを設置し、ロボットハンドがまずTMランドマークを読み取ります。
基板とロボットの相対的な位置を補正して正しい位置にはんだ付けを行います。

協働ロボットで自動化する際のポイント

採用した協働ロボット

今回、基板のセル生産の自動化に採用した協働ロボットは6軸多関節のロボットを採用しました。複雑な動作制御が可能で、自由な動きを実現します。
ビルトインカメラを使ってキャリブレーションや形状認識が可能です。読み込んだ対象を認識して、その後の動作制御を変えることもできます。

はんだ付け工程自動化の概要

テックマンロボットの特徴

ビジョンシステム

ロボットにカメラを搭載しており、対象を読み取って認識できます。

TMランドマークによる位置補正

TMランドマークを読み取ることでロボットの位置補正が簡単にできます。段取り替えや、別工程への移動などでロボットを動かした場合にも、精密な位置調整をする必要がありません。

ダイレクトティーチング

片手で簡単にティーチングできます。ロボットの設定に慣れていない方でも扱いやすいです。

TM-Flow

直感的なプログラム作成が可能なTM-Flowを提供しています。

テックマンロボットの活用

山善が提供するテックマンロボットは製造業のさまざまな工程を自動化できます。
基板のセル生産だけでなく、パレタイズ、加工機へのワーク供給など困りごとに応じてシステムを提案できます。

山善のテックマンロボットはテストラボでデモンストレーションをご覧いただけます。実際に動作している様子をご覧いただくことで、自動化工程をイメージしやすくなります。

うまく従来工程に組み込めるかを確認するために、ロボットのレンタルを行っています。購入前に気軽にお試しいただくことが可能です。

技術的な問い合わせや相談はぜひ弊社のスタッフにお尋ねください。製造業の自動化に興味のある方は、お気軽にご連絡ください。